近年の自動車保険にはロードサービスが付いているものも多くなってきました。これは事故を起こして自動車が故障したときに、レッカー移動をしてくれたり、それにかかる費用を補償してくれたりするサービスです。
もともと日本でのこういったサービスは、日本自動車連盟が東京オリンピックを契機に始めたものでした。しかしそれだけでは補えない部分も出てきたため、1996年に高速道路でのサービスが日本自動車連盟以外にも解禁されました。さらに1998年には保険の自由化が始まり、保険会社もこういったサービスを使って他社との差別化を図るようになりました。
現在ではインターネットで契約できるものを主流に、多くの保険会社でこのサービスを展開しています。実際の内容としては、レッカーサービスのほかにバッテリー上がりやタイヤ交換、ガス欠などに対応してくれます。また旅先でこういったトラブルに見舞われたときのために、宿泊費用や帰宅費用を負担してくれる会社もあります。
サービスには各保険会社によって違いがあります。移動も無料範囲を設けているところとそうでないところがあり、その距離も10キロから100キロまでとかなりの差があります。サービスを重視して選ぶなら、よく各保険会社を比較してから選ばなければなりません。
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自動車保険のロードサービスについて
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